水の基礎知識
 
魚を飼って「失敗した」ほとんどの原因は水の管理です。水を知ることが魚の健康管理にもつながります。
魚を飼おうと思っている方はもちろん、既に飼っている方もぜひご覧下さい。
1.水のサイクル
2.アンモニア・亜硝酸による害
3.アンモニア・亜硝酸の発生原因
4.アンモニア・亜硝酸が発生した時の処置
5.硝酸塩による害
6.硝酸塩の発生原因
7.硝酸塩が蓄積した時の処置
1.水のサイクル(酸化→還元)
図のように、生物の糞や死骸等は、好気性バクテリアにより分解され、アンモニアや亜硝酸(NO2)を経て硝酸塩(NO3)になります。(酸化作用)硝酸塩( NO3)は、嫌気バクテリアにより窒素ガス(気体)となり、水の外へ排出されます。(還元作用)この、酸化→還元作用は常に瞬時に行われています。
2.アンモニア・亜硝酸による害
○食欲がなくなる ○肌につやがない ○水が白濁する ○水が黄ばむ ○水が臭い(アンモニア臭) 
○ヒレが溶けてきた(尾ぐされ病) ○魚が死亡する
上記の症状が出た場合は要注意です。アンモニアや亜硝酸はとても毒性が強く、わずかでも出ていれば魚に影響が出ます。当てはまる項目が1つでもあれば、早急にアンモニアと亜硝酸の濃度をテスターで確認する事をおすすめします。
※ 上記症状は、細菌性による感染症の場合もあるので、専門的な知識のあるお店にご相談されることをおすすめします。
3.アンモニア・亜硝酸の発生原因
アンモニアや亜硝酸の元になるエサや糞等の量と、それを分解する為のバクテリアの量(分解能力)のアンバランスによるものです。

■アンモニア・亜硝酸の多い原因
○ エサが多い
○ 魚の数が多い
○ 死亡した魚を放置した
○ 腐った水草を放置した

■バクテリア不足の原因
○セットしたて
○ 大量に水を換えた
○ フィルターを徹底して掃除した
○ バクテリアを添加していない
4.アンモニア・亜硝酸が発生した時の処置
●発生する原因を絶ちましょう。
●エサに関しては、与えているエサは少ないけれど,フィルターに吸われていたり、砂利に入り込んで見えなくなっている場合もあります。水槽内に残留しているエサをできる限り排除しましょう。
●水を換えてアンモニア・亜硝酸濃度を下げてください。
●好気バクテリアの元を投入し、分解力を上げてください。
●バクテリアを投入しても、瞬時に定着し、効果を上げることはできません。活性炭など、アンモニアや亜硝酸を吸着するものを併用してください。
●その後は、アンモニアや亜硝酸の濃度が上がってきたら水を換えて薄め、バクテリアを添加する作業を繰り返してください。
※ 水を換えすぎる(掃除をしすぎる)と、せっかく添加しているバクテリアも捨ててしまうことになります。水換えは適度に行ってください。
※ アンモニアや亜硝酸は魚にとって毒性の強いものです。上記の処置方法は参考までにとどめていただき、できるだけ専門知識のあるお店にご相談されることをおすすめします。
5.硝酸塩による害
○食欲がなくなる ○肌につやがない ○魚が死亡する ○ヒレが溶けてくる(尾ぐされ病) ○魚に白いカビのようなものが付着している(綿かむり病)
上記の症状が出た場合は要注意です。硝酸塩は、アンモニアや亜硝酸に比べると毒性は弱いのですが、ある程度蓄積すると魚に影響が出ます。魚の種類や状態によって耐えられる濃度は違いますが、無いにこしたことはありません。テスターで確認し、今の状態を把握する事をおすすめします。
※ 上記症状は、細菌性による感染症の場合もあるので、専門的な知識のあるお店にご相談されることをおすすめします。
6.硝酸塩の発生原因
嫌気バクテリアの不足により還元作用ができず、硝酸塩が蓄積しています。水を換えをあまりしていないと、硝酸塩が薄まらず濃度がたかくなります。
7.硝酸塩が蓄積した時の処置
■硝酸塩濃度が高い場合、酸化作用によるPHダウンを起こしていることがあります。PHも一緒に計ると対処がしやすくなります。
■水を換えて薄めてください。濃度が高いほど、大量に換えるとショックを起こしやすくなります。1回の水換えで終わらせようとせず、何回かに分けて適度な量を換えてください。
■硝酸塩濃度が下がり魚も元気になったら、この状態(硝酸塩の少ない状態)を維持するために、嫌気バクテリアを繁殖させるバクトパワーを砂利に埋めてください。

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